工芸社ロゴ

イベント、展示会、商業施設などの空間づくりは工芸社へ。企画・施工から演出・運営まで、なんでもお任せください。03-5801-0791

profile

1977年生まれ。美術大学卒業後、新卒で工芸社に入社。以降、営業として企画から現場まで様々なプロデュース業務に従事。出展ブースやショールームの空間づくりを中心に多くのプロジェクトにかかわる。現在は事業部事業課課長として数多くの顧客を担当。栃木県佐野市出身。家族は妻と子二人。趣味は建築めぐりと音楽。最近は邦楽も聞く。

お客様と同じ視点になれなければ、パートナーにはなれない。

子供の頃からつくることが好きで、学生時代は美大で彫刻をやっていました。そのまま作家活動でやっていくことを意識していたのですが、結婚し子どもが生まれたことがきっかけでちゃんと就職しようと思いまして。その時にご縁があったのが工芸社でした。建築が好きで、普段から建築物を見て歩いたりするのが趣味ということもあったので、造形や空間をつくる仕事に興味がありました。
営業としてクライアントやスタッフと打合せをしながらプロジェクトを進めていき、責任を持ってちゃんと完成させる、ということが仕事です。企画、デザイン、施工、演出、運営。空間づくりに関することならなんでもやります。クライアントの業種は様々です。半導体、食品、太陽電池、自転車、印刷機など。月に平均5件程度、年間50〜60件程のプロジェクトを回していきます。一つのプロジェクト期間は大体2、3ヶ月、大きいものだと半年から一年、もっと長いものもあります。
工芸社のスタイルは、基本は全部営業が中心となって進めていくんです。一クライアント、一人のお客様に対して一担当制。大きいプロジェクトであれば二人、三人体制で動くこともありますが、基本は一人。そうすることでクライアントにとって一番のパートナーになることを目指します。一対一の方が、どうしてもコミュニケーションが深くなっていくので、距離を縮めやすいんです。距離を縮めるというのは、戦略課題や、次から次へと起こる難題に対してどう解決していくか、一緒に考えたり悩んだり、できるだけお客様の視点に近づき、思考を共有するという意味。まずお客様と同じ視点になれなければ、パートナーになることは到底難しいと思っています。

自分が満足できないものは、お客様も満足してくれない。

ただ、お客様の視点になりきったからと言ってお客様と同じことしか考えていなかったら、自分たちがいる意味がない。自分たちは空間づくりのプロとして、新しいアプローチを探り、質が高いものを提示しなければなりません。当たり前ですが、「質」が高くないと売れません。なので、とことん考え抜きますし、自分が満足いくまで「質」には徹底的にこだわります。逆の言い方をすれば、自分が満足しないものは決して出しません。自分が満足できないものに、お客様が満足してくれる筈がないですから。だからと言って自己満足に陥るのも怖いので、クライアントとの調整はもちろん、なるべくみんなの意見を聞き、取り入れるようにしたりしています。とにかく、「質」を高める為の時間と手間は惜しみません。もしも結果として満足できないものになってしまったとき、予算や時間のせいにすることは簡単です。言い訳はいくらでもできる。もちろんそんな事はしたくないし、ましてや、もっと考えればよかった、もっとやっとけばよかったという後悔だけは絶対にしたくありません。

とことんやると、結果はちゃんとついてくる。

だからという訳ではないのですが、仕事はどれも思い入れが強いです。若い頃に初めて自分が営業して受注した仕事は今でもはっきり覚えていますね。「CEATEC」というIT・エレクトロニクス系の専門展示会で、出展企業の液晶メーカーさんを初めて担当した時のことなんですが、それこそ電話営業から始めてデザインコンペで競合に勝利して受注につながったという、本当にゼロからカタチにした初めてのケースでした。あの時は本当に嬉しかったです。社内のデザイナーは大先輩で忙しい人だったんですけど、どうしても勝ちたかったので必死に口説いて。最後は、赤坂の為にひと肌脱いでやるかっていう感じでしたね。色んなことに恵まれて本当に運が良かったです。また、キッチンメーカーさんの仕事でショールームの空間デザインを担当したことがあったのですが、そのときの写真が住宅系の本で紹介されたことも印象に残っています。凄く光栄でしたし、感激しましたね。それらの経験が、とことんやりきると、結果はちゃんと付いてくるものだと気づかせてくれました。

お客様に喜んでもらえたとき、いいものが完成したとき。やりきる理由はいくらでもある。

やはり、仕事で成功してお客様に喜んでもらえたときが一番やりがいを感じますね。現場が満足いくカタチで完成したとき、来場者が沢山来たとき、数字に実際に効果が現れたとき、初めての仕事が獲れたとき。やりきる理由なんていくらでもあります。徹底的にやりきっていて初めてやりがいを感じることができると思っています。工芸社は、クライアントのことを第一に考え、お客様に納得してもらうためにクオリティを追求している人間の集まりです。少数精鋭でプロフェッショナルが揃っている。そういう意味でも会社の強みは、「人」だと思います。自分もそうですが、みんなこの仕事が好きだということがひしひしと伝わってきますね。とにかくみんな意識が高い。
一年目の若い頃はそれこそ上司に毎日怒られていたのですが、次に新人が入ってきたときに先輩としての自覚が芽生え、そこから私も徐々に意識が変わっていった様に思います。ライバル意識も、他社というよりも社内に対しての方が強かったです。20代の頃はとにかく同期に負けたくないという一心で頑張ってました。今では、例えばきめ細やかさは誰にも負けないと思っています。みんなもそれぞれ自分が一番だと思ってるかもしれませんが。(笑) 自然に切磋琢磨し合えるような関係があるというのが工芸社のいいところですね。自分の能力を上げるために、今でも業界誌や専門書を読んで勉強したりしますが、やっぱり現場が一番勉強になりますね。他社がつくったものを見て、「ああなるほどな、その手があったか」と。悔しいですが、気づきや発見があったら素直にそれを吸収する様にしています。元々私は内向的というか人見知りな性格で、自分の世界にこもっているタイプの人間だったのですが、この仕事を通じて変わりましたね。(笑) 今では、将来もっと色んな人とつきあっていきたいと思っています。そこでまた新しいライバルが出てきたら、嬉しいですね。

TOPへ戻る