Interview人のチカラ

お客様に
新たなフィールドを
提供したい。

唯一無二の武器が、
世界を広げる。

建設会社に務めていた父の影響もあり、建築関係の仕事かデザイン関係の仕事をしたいと思っていました。なので、その両方に近いところで仕事が行える工芸社は、まさに私の理想通りの場所なんです。 工芸社では、留学先で学んだ経験を武器に、国内だけでなく海外の案件も多く手掛けています。 それまでの工芸社には他言語を使える社員がいませんでした。 そのため、今までは海外との交渉が行える唯一の社員として、他の社員とはまた違った経験をたくさん積むことができました。 展示会やブースの企画、運営だけでなく、国内のお客様と海外のお客様とのビジネスマッチングをサポートするなど、このような国内外での仕事が行えているというのは、非常にやり甲斐にもなっています。

お客様のためにも、
過美なものはいらない。

工芸社に入社してからはずっと企画営業職として働いています。 実は、カナダに留学をしていたときは、ビジュアルコミュニケーションデザインというものを学んでいました。 デザインを学んでいたのに、何故企画営業職に?と思うかもしれませんが、実は、企画営業という仕事にはデザインの知識がとても活かせるんです。

我々工芸社が行う企画営業は、お客様の要望を伺いながら、予算などと照らし合わせて余計なものを削ぎ落とし、必要なものだけに光が当たるよう最適解へと導いていくものになります。これはまさに、どこにフォーカスを当てるのか。そのために何を足し引きする必要があるのかを考える、デザインの思考と同じなんです。言うなれば、空間づくりをトータルでデザインするのが企画営業の仕事。このことに気づいてからは、私の仕事のスタンスが非常に明快になりました。 ひとつ例をあげるとすれば、私がこの仕事で最も大切にしているのは、「シンプルでわかりやすい提案」をするということなんです。 来場者にストレートに伝わるシンプルな展示が、ビジネスの場としての展示会にはふさわしいと考えています。

準備への熱量こそが、
成果を連れてくる。

もちろん、語学ができるからといって、それだけで海外との仕事ができる訳ではありません。私も数え切れないほどの失敗をして多くを学んできました。 私は仕事をする上でリサーチをするということを徹底しています。 お客様のことはもちろん、現地の文化や風土、宗教観。依頼をする現地のパートナー会社の状況など事前に調べてから仕事を進めるように心がけています。案件の成功はこの準備段階で70%決まると言っても過言ではありません。

そして何より、リサーチをするということは、結果的にお客様の安心感にもつながっていきます。 準備が万全であれば現場でも柔軟な対応ができますからね。 その対応力こそが、お客様の信頼に変わることを、経験から実感しています。

人との出会いが
尽きない限り、
この仕事のやり甲斐は
尽きない。

入社した当時こそ、英語や海外に対して抵抗感を持つ社員も工芸社にはいましたが、今の若い人たちにはそういった傾向は昔ほど無いようですね。むしろ、片言でも積極的に海外の案件にチャレンジしたいという姿勢を見せてくれるので、すごく頼もしく感じています。 これからは今いる若手たちと共に、グローバルな仕事もさらに増やして行きたいと考えています。そして、より多くのお客様に、国内同様のサービスを海外の展示会でも提供していきたいですね。

この仕事の魅力は、業界を問わず、数多くのお客様と接することができることです。そして、そこで出会うすべての人に「ありがとう」と言ってもらえるチャンスがあることなんです。 そのことを私が積み重ねてきた経験も踏まえて、多くの仕事を通して若い人たちに継承していきたいです。

企画営業影山 泰介